今年も見事に咲きほこりました。

山形県長井市の最上川河川敷沿いの梅林公園で梅の花が見ごろを迎えています。

ここは、長井市の樋口慶助さんが、およそ20年前に栗林を整備したもので、長井市に春を告げる「慶助さんの梅林」と呼ばれて親しまれています。

3年前に慶助さんは他界しましたが、60人の有志団体が管理を続け、今年も400本60種類の梅が咲き、訪れた人に春を告げています。

親子「かわいい」「すごくきれい香りもよくていいと思う」

訪れた人「地元でこんなにたくさんの種類があって見られるので誇らしい」

訪れた人「地元の人が守っているのは素敵」

長井市に春を…。慶助さんの意思は今、1人の女性に引き継がれています。

慶助さんの孫・樋口朝香さん「この木おもしろいですよ『思いのまま』と言って白い花と赤い花が咲くごちゃごちゃして見づらいですけど」

慶助さんの孫、朝香さんです。

仕事の空き時間を利用して枝の剪定作業を行っています。

朝香さんは慶助さんの他界後、広大な梅林は維持できないと考えていましたが…。

慶助さんの孫・樋口朝香さん「いろんな人と会話していく中でじいちゃんの知らなかった顔いろんな人からあの時はこうだったという話を聞いてじいちゃんとの思い出も残っている場所なんだなと改めて実感してだったら残していっていろんな人に語り継がれる梅林になってほしい」

人々に残る慶助さんとの記憶が朝香さんに決意させました。この姿に…。

朝香さんの母・樋口菜穂子さん「頼もしいしすごいねと言われると私までうれしい」

慶助さんの孫・樋口朝香さん「花の長井の桜・ツツジ・アヤメの前の梅ということでそこで賑わってくれるように10年20年先もずっと咲いていってほしい」

「慶助さんの梅林」は来月上旬まで楽しめそうです。