岩手県奥州市の水沢公園で29日、ソメイヨシノの開花が宣言されました。駆け足でやってきたサクラの便りにぼんぼりの点灯が早められることになりました。
(リポート)
「県内有数のサクラの名所、奥州市の水沢公園です。およそ400本あるサクラの中でも南側にある基準木はご覧の通りです」
奥州市の担当者によりますと、28日はまだほとんど咲いていなかった水沢公園のソメイヨシノの基準木は29日になって一気に花が10輪以上開き、午後、開花が宣言されました。
これは市に記録が残る2002年以降で最も早く、3月の開花宣言は初めてです。
29日は近くの認定こども園の園児がいつもの年より早いサクラを眺めていました。
奥州市は今年、公園内での飲食を4年ぶりに可能にするほか、8日からの桜まつりに先行して3日からぼんぼりを点灯することにしました。
また29日は平泉町でもサクラの開花が宣言され、春の便りは県内を駆け足で巡っています。