生態系や人に悪影響を与えるおそれがあるなどとして、特定外来生物に指定されているアライグマが、高千穂町で捕獲されました。

宮崎県によりますと、アライグマが捕獲されたのは高千穂町向山の田んぼで、28日、シカやイノシシなどを捕獲するために設置していた「くくりわな」にかかっているのを、町の有害鳥獣捕獲班のメンバーが発見したということです。

捕獲されたアライグマは、体長がおよそ80センチメートルで成獣とみられ、その後、殺処分されました。

特定外来生物に指定されているアライグマが県内で捕獲されたのは、おととし3月に日之影町で発見されて以来、9例目となります。

アライグマは、近年、全国的に生息地が拡大していて、県は、感染症や狂犬病にかかっている可能性があるため、発見した場合は、近づかず、市町村や県に連絡してほしいと呼びかけています。