子を持つ正社員女性の定時退社「ほぼ毎日」が“半数以上”の一方男性は

山本恵里伽キャスター:
この朝型勤務はリモートでも行うことができまして、子供を保育園に送る前に利用している社員の方もいるそうです。また取材をさせていただいた今井さんなんですが、この朝型勤務を自分の都合に合わせて利用しているということで、利用するときは夫が子供の世話や保育園の送りをしているということでした。
小川彩佳キャスター:
もう保育園に送る前の時間というのはバタバタで、もうひっきりなしに私も動いていますけれども、これはパートナー同士で協力することが欠かせないですよね。

山本キャスター:
そうですよね、協力が非常に大切になってきますが、そんな中でこんなデータもあるんですね。3歳未満の子供を持つ20代から40代の正社員に「定時退社の頻度」を聞いた調査です。女性の場合、「ほぼ毎日定時退社する」と答えた人が53.5%と、半数以上を占めています。

その一方で、男性は20%程という結果になっているんですね。男性の中で最も多いのが「ほぼ毎日残業をしている」という声で24.6%でした。
小川キャスター:
保育園に迎えに行ったりですとか、子供の世話をしているのは女性が中心ということなんでしょうかね。

山本キャスター:
労働経済に詳しい労働政策研究・研修機構の樋口美雄理事長は、「男性の働き方を変えると同時に育児に関われる環境を整えるべき」と話しています。
小川キャスター:
そのためには、男たるもの一家の大黒柱であるべきという根強い考え方や意識を、当事者だけでなくその制度・環境を作る側、上司なども含めて変えていく必要があるかもしれないですね。