岩手県出身者で初めて将棋のプロ棋士編入試験に合格した小山怜央さんが、28日、地元・釜石市の子どもたちと交流しました。

 釜石市出身の小山怜央さんは2月、日本将棋連盟の編入試験に合格しました。4月1日付でプロ棋士四段となり、フリークラスという階級からスタートします。
 28日は地元・釜石市に凱旋し、地域の人たちへ編入試験合格の報告をしました。

(小山怜央さん)
「みなさんをひやひやさせる部分もあったと思いますが、何とか合格することができまして、ここに何とか帰ってくることができました」

 このあと小山さんは8人同時に相手をする「多面指し」をして子どもたちと交流しました。
 小山さんはそれぞれの技量に合わせてハンディをつける「駒落ち」で対戦し、最後は一人ひとりに丁寧なアドバイスを送っていました。

(参加した子ども)
「(小山さんは)偉大な存在。自分の練習不足。最初に防御していて破られたところがあったから、次にやる時は最初の方に攻めたい」

 プロへの扉を開いた小山さんとの対戦は、将棋を学ぶ子どもたちにとって夢の対局となりました。