長野市の青木島遊園地廃止の決定をめぐり、住民が公費の支出差し止めなどを求めた監査請求について、市監査委員は、「決定は違法・不当なものとは言えない」として、請求を棄却しました。

住民監査請求は、青木島遊園地の廃止は「違法または不当な決定だ」として住民6人が2月、長野市監査委員に廃止に関わる公費の支出と契約締結の緊急的な差し止めを求めたものです。

これについて監査委員は28日、公金支出を差し止める理由がないなどとして請求を棄却し、住民側に通知しました。

その理由として、遊園地は市長の裁量で廃止決定を行うことができ、区長会の要望など地域の意向を確認していることから不当な判断とも言えないとしています。

代表請求人の小泉(こいずみ)一真(かずま)市議は、「十分な検討もない棄却ありきの拙速な監査だ」とコメントしました。