盛岡市向中野に完成した学校給食センターで28日開所式が行われました。最新鋭の設備によりメニューや提供数が増えるほか、見学ルートも整え食育の拠点を目指します。

 盛岡市学校給食センターは老朽化した都南学校給食センターに代わる施設として建てられました。
 28日は開所式が開かれ、これまでの13の小中学校に加えて新たに給食が提供される河南・仙北・大宮・城東の4つの中学校の生徒から職員に花束が渡されました。
 給食の試食会では設備の拡充により提供できるようになった和え物やフルーツなど県産食材をふんだんに使った郷土料理が振舞われました。

(河南中学校 髙橋大智さん)
「汁物とかお昼だと食べられなかったので嬉しいなというのと、温かいなと感じました。午後の勉強集中できそうです」
(盛岡市学校給食センター栄養教諭 根澤倫子さん)
「献立の内容がすごく豊かになるというところもあって、子どもたちに還元されてとても嬉しく思っている」

 最大8500食を調理できるセンターでは盛岡市で初めてアレルギー専用調理室を整備したほか、見学者のためにゴーグルをつけると給食作りを疑似体験できるVRを導入するなど食育にも力を入れています。
 給食の提供は4月10日に始まります。