◆新駅「櫛田神社前」では
また、新しい駅が出来た櫛田神社の周辺でも期待の声があがっています。

いとうカフェbyざぜんまんじゅう 吉田理恵さん「去年10月にオープンして工事現場の中で始めたんですけど、だんだん道がきれいになってきて、お客さんが増えてきて。さらにいろいろな方が来られると思うと、すごく楽しみです。県外、海外の方にも博多のよさを知ってもらえたら」
宝石と時計を扱うこちらの店は、これまで空港線の中洲川端駅近くにありましたが、延伸開業に伴い櫛田神社前駅の近くに移転しました。
宝石・時計いのうえ 井上晃一社長「大きな人流の変化が来ると思い、大きな決断でしたが移転しました」
キャナルシティ博多と、七隈線の橋本駅そばにある「木の葉モール」を運営する福岡地所は、2つの施設が連携したスタンプラリーのキャンペーンを始めました。
エフ・ジェイエンターテインメントワークス 溝口尊子さん「七隈線沿線にお住まいの学生さん、通勤で七隈線を利用されているオフィスの方々の立ち寄りに期待しております」
◆「乗り換え駅の変更」って?

延伸開業によってアクセスの向上や経済効果など期待や歓迎する声が聞かれましたが、変更点もあります。運賃の変更と、バスの減便です。
駅員アナウンス「乗換駅は博多駅に変わっていますので、ご注意下さい」
RKB三浦良介「天神駅と天神南駅の乗り換え制度は、きょうから廃止となりました。天神で乗り換えると初乗り料金がかかるので、一部区間では運賃が上がっています」
延伸開業に伴って、「七隈線・天神南」駅と、「空港線・天神」駅の間の乗り継ぎ制度の特例料金が廃止されました。これまでと同様に天神で乗り継ごうとすると、一部の利用を除き、初乗り料金が発生します。また乗車距離によって、料金が上がる区間と下がる区間もあります。
◆西鉄バスはダイヤ改正して減便

RKB三浦良介「七隈線の延伸開業に合わせて、西鉄バスは減便されています。都心部の渋滞緩和も期待されていますが、利用客はどう感じているのでしょうか?」
バスの利用者「本当は七隈線で行こうと思ったけど、不安なのでバスで」
西鉄は25日のダイヤ改正で、「福大線」など七隈線のルートを走る路線を中心に減便したほか、都心を循環する「キャナルシティライン」を廃止しました。西鉄は1日あたり7000人のバスの利用者が地下鉄に乗り換えると予測。減便数は平日で112便、土曜で123便、日曜・祝日で93便となっています。
タクシー運転手「いつもの月曜日に比べたら、車がかなり少ない。キャナルシティに行くバスがなくなっただけでずいぶん違います。前はバスが2台3台と連なると、どうしても左折が……」
陥没事故の影響で2年遅れの開業となった、七隈線の延伸区間。事業費は約600億円で、福岡市は1日あたり8万2000人が利用すると見込んでいます。














