努力義務化を受け、需要は高まっているようです。

イオンバイク白山店・今井裕昭店長
「イオンバイク全体では(例年に比べ)約5倍の販売になっている。予想を正直超えている状態」

新生活を前に自転車を買い求める人も多く、店舗はいま繁忙期。ヘルメットの陳列の場所を増やし、自転車とともに購入を勧めています。

イオンバイク白山店・今井裕昭店長
「(問い合わせは)今までとは全然違う。テレビ見て探しに来ているという方も結構いる。安全面ではやはりかぶっていただきたいということで話している」

命を守るヘルメットも正しく着けなければ意味がない!自転車のプロにヘルメット着用方法を聞きました。

イオンバイク白山店・今井裕昭店長
「後ろのダイヤルを締めていって前後の調整をしていきます。この状態で首を振ってズレない、あとは脱げなければサイズは大丈夫。ひもは止める時に首とひもの幅が指1本から2本くらい隙間を空けてとめて頂く形になる」

ヘルメットは眉の上までしっかりとかぶり、顎ヒモは少しだけ余裕をもつことで、突然の衝撃にも耐えられます。一方、ヘルメットについてはこんな声も…

街の人
「(髪型を)セットしてヘルメットかぶってもぺちゃんこになったりぼさぼさになっちゃうので、なるべくかぶりたくない。安全やけどダサいなあって思う」

「安全だけど、ダサい」

様々な人の需要に応えるため、スポーツ用だけでなくカジュアルなデザインのものも登場しています。

イオンバイク白山店・今井裕昭店長
「バイザー付きのものがよく選ばれている。あとは落ち着いた色が比較的選ばれている。今まではスポーツタイプの自転車に乗られている方ばかりだったけど、普段使いの方もヘルメットをかぶるようになるので、それに合うようなヘルメットを探しに来ている方が多い」

去年、石川県警が行った調査では、自転車の利用者全体のうちヘルメットを着けているのはおよそ19%ですが、中学生や高校生を除くとわずか2.2%ほどです。

石川県警察本部交通企画課・窪美希さん
「なかなかかさばるものなので、持ち運びだとか盗難だとか、そもそも購入に費用がかかるだとか、課題はいくつかあるなと思うけど、少しずつみなさん工夫されると思うし石川県警としても対処法を広報していきたいと思う」

4月からはヘルメットは自転車とセットで。念のための着用が万が一の事故の際、自分の命を守ることにつながります。