アメリカ軍岩国基地の日米親善デーで行われる航空ショーは周辺への騒音被害などをもたらすとして、市民団体が中止を求めて市に申し入れをしました。

申し入れをしたのは、瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワークです。

展示飛行や航空ショーでの曲技飛行は、事故の危険や騒音被害などがあり基地周辺の住民が迷惑していると訴えました。

イベントの経済効果は否定できないとしながら、基地周辺では毎年、渋滞や数日前からの車中泊が問題となっていて、4年ぶりとなる今年は相当な混雑が予想され対策を見直してほしいとしました。

瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク桑原清 共同代表
「(本番の)2、3日前になると(リハーサルを)始めますからね。相当やっぱり時間も5分や10分で終わらなくて1時間ぐらいはやってますよね。降りてきたり水平飛行したりいろんなことやってますんで非常に2、3日前になったらうるさいです」

今年は岩国基地配備のF35Bステルス戦闘機やアメリカ空軍のF16、航空自衛隊のF2の参加が予定されています。

市は「年1回の基地との交流で楽しみにしている人も多く、中止は求めない」としています。