国内外の中高生たちがさまざまなワークショップを通して海の安全や海洋環境を考えるスプリングキャンプが岩手県釜石市で行われています。

 グローバルリーダーシッププログラムスプリングキャンプは海の環境保全に取り組んでいる「海と日本プロジェクト」の一環で実施されているもので、釜石市の根浜海岸を会場に25日から4日間の日程で行われています。
 日本各地のほか、ニュージーランドやイギリスなど海外から中・高校生30人あまりが春休みを利用して参加しました。
 27日はイギリスでボートによる災害救助に取り組む団体のロビン・ジェンキンスさんが講師を務め、海の安全に欠かせないロープの結び方を学んだり漁船に乗りホタテの養殖棚を見学したりしました。

(参加者)
「海とか救命措置とか自分が考えてこなかったことが知れたので面白いと思いました」
「外国人の方が多いので英語を習うことができるし、こういう体験もできて東北に来たのが初めてなので楽しいです」

 また再生可能エネルギーの普及に取り組む団体の山田周生さんがプラスチックごみによる海洋汚染の問題について講演しました。山田さんは自ら製作したペットボトルのフタを溶かしてほかの物に再利用する機械の実演を行いながら、プラごみの減量と再利用の大切さを話していました。