◆「コミュニケーションが絶たれている」と悩む女性

産後ヘルパーとして働く川越さんは、コロナ禍だからこそ支援の必要性を感じています。

イコニコカンパニー 川越絢さん「コミュニケーションが絶たれていると感じている方が多い。コロナ禍の影響で、もく浴にしても実践がない状況だから、『家に帰って入れるのが初めてで怖い』という方が結構多い。一緒に隣でお話しながら」

堀田未歩さん「お友達でも『第2子考えるけど、どうかな…』というお母さんもいたけど、ちょっと支援が増えただけで前向きになった方もいらっしゃった。働きたくても働けないお母さんたちもたくさんいると思うので、だいぶ支援になるんじゃないかなと思います」

◆「子育て世代の」力となれるか

福岡市では、女性が生涯で産む子供の数を示す「合計特殊出生率」が、全国平均を下回っています(2020年は1.20、全国は1.34)

市の調査では、「理想より実際の子供が少ない」と答えた人の約6割が「子育てにお金がかかる」ことを理由に挙げています。物価高騰で経済的な負担が増す中、今回の取り組みは子育て世代の力となれるのでしょうか。