台湾外交部は、中米ホンジュラスが中国との国交樹立の方針を発表したことを受け、ホンジュラスに駐在する大使を召還すると発表しました。
ロイター通信によりますと、中米ホンジュラスのレイナ外相は22日から中国を訪れていて、国交樹立に向け動くよう、カストロ大統領から指示を受けたということです。
中国は「一つの中国原則」を主張していて、国交を樹立するとなれば、ホンジュラスは台湾と断交することになります。
台湾の外務省に当たる外交部は23日、「80年以上にわたる外交関係を無視し、台湾の人々の感情を深く傷つけた」と強く反発し、ホンジュラスに駐在する大使を召還すると発表しました。
中国外務省 汪文斌報道官
「平等、相互尊重の上でホンジュラスと両国関係を樹立し、発展させたい」
一方、中国外務省の汪文斌報道官は23日の記者会見で、レイナ外相が北京を訪れているかどうか明らかにしなかったものの、ホンジュラス政府の方針を歓迎する意向を示しました。
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