浅間山で火山性地震が増えていて、気象庁は23日、噴火警戒レベルを火口周辺の立ち入りを禁止する2に引き上げました。

気象庁によりますと、浅間山は3月15日ごろから西側でわずかな傾斜変動が認められ、21日以降、火山性地震が増加しています。

観測された火山性地震は、21日が39回、22日は60回、23日は午後3時までに57回となっています。

気象庁は、今後小規模な噴火が発生する可能性があるとして、噴火警戒レベルを2に引き上げ、火口からおおむね2キロの範囲では入山を規制し、大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

また、噴火時には、風下側で火山灰や小さな噴石が降るおそれがあるとして注意を呼びかけています。

浅間山の噴火警戒レベルは2021年8月に1に引き下げられていました。