金沢地方気象台は23日午前、金沢市でソメイヨシノのサクラが開花したと発表しました。統計が残る1953年以降では、おととしと並んで最も早い開花です。

金沢地方気象台の職員
「5、6輪以上の開花が認められましたので、本日開花と。ソメイヨシノの開花とします」

開花状況を確認する気象台職員


23日午前9時半前、金沢市西念にある金沢地方気象台の職員らが、敷地内のソメイヨシノの標本木を調べたところ、開花発表の目安となる5、6輪以上の花が咲いているのを確認しました。

標本木(23日午前9時半ごろ)


1953年に統計を取りはじめて以降、金沢ではおととしと並んで最も早い開花日となり、平年より11日、去年と比べても7日早く開花を迎えました。

取材に応じる気象台職員


金沢地方気象台・五十里勇人予報官
「寒気の影響が小さかったため、気温が高く推移した形となった。これにより開花が早まった」

23日日中の最高気温は金沢で20度、輪島で21度の予想で、天気はぐずつくものの、22日に続いて春本番の陽気となりそうです。気象台によりますと、ソメイヨシノは開花した後、5日程度で満開を迎える見込みだということです。