野球の世界一を決めるWBCの決勝で、日本はアメリカを下し、3大会ぶりの優勝を果たしました。
牧秀悟(まき・しゅうご)選手の地元、中野市からも熱いエールが送られました。
きのうのメキシコとの準決勝で劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた侍ジャパン。
勢いそのままに挑んだ決勝の相手は前回大会の覇者、スター軍団アメリカです。
中野市出身の牧選手はベンチスタートとなりました。

地元、中野市役所の待合スペースでは、湯本市長をはじめ、訪れた人が設置されたテレビで試合を観戦しました。

(中野市・湯本隆英市長)「2ホーマー打ってますのでガツンとチャンスがあったら打ってもらって、日本のために世界で1位になるために頑張っていただけると思っています」
牧選手が小学生の頃、所属したチームで指導した畔上浩一(あぜがみ・こういち)さん。

決勝前にLINEでメッセージを送っていました。

(畔上さん)「ベンチを盛り上げてくれる。チームのためにきょうも1日頑張ってほしいなと思います」「何とか目標(世界一)を達成してほしいなと思います」
試合は、序盤から動きます。
先発した今永が2回にソロホームランで先制を許します。
しかし、その直後、きのうサヨナラタイムリーを打った5番村上。
復活を裏付けるホームランで同点に。
この回さらに1点を追加して勝ち越しに成功します。
さらに、4回ウラ、6番岡本のホームランで3対1と日本がリードを広げます。
その後は拮抗した試合が続きますが、8回。
リリーフで登板したダルビッシュがホームランを打たれ、1点差に迫られます。
運命の最終回、マウンドに上がったのは大谷。
3時間半近くに及んだ激戦は3対2で日本が勝利しました。


(湯本市長)「ムードメーカーで一生懸命やってホームラン2本打ちましたし、WBCに出て決勝で勝ったという記念が彼の心の中で次の糧となって出てくると思うので、次に向けて頑張ってもらえれば」

(市民は)「この素晴らしいメンバーの中に牧君がいると思うだけで、中野市出身の人がいるだけで感動です。おめでとうございます」
日米対決での決勝戦を全員野球で制した侍ジャパン。
3大会、14年ぶりに世界の頂点に立ちました。














