政府は、福島県浪江町と富岡町の帰還困難区域の一部について避難指示を解除することを正式に決めました。

松野官房長官「本日、浪江町、富岡町の拠点区域の避難指示解除を決定しました」

政府は22日、原子力災害対策本部会議を開き、浪江町は3月31日の午前10時に、富岡町は4月1日の午前9時に、それぞれ帰還困難区域にある復興拠点の避難指示を解除することを正式に決めました。

避難指示が解除されるのは、浪江町が津島、室原、末森でおよそ661ヘクタール、富岡町が夜の森を中心とした地区でおよそ390ヘクタールが対象です。

また、政府は4月1日に浪江町に設立する「F-REI(エフレイ)」=「福島国際研究教育機構」について、1000億円程度の事業費をかけ、研究を進める計画を説明しました。

事業内容については、4月1日の設立から7年間でロボットや原子力災害などの5つの分野で、研究・開発に取り組むとしています。