深刻な不漁が続くサンマの資源管理を話し合う国際会議が開かれました。漁獲量のさらなる制限を求める日本の提案が通るかが焦点です。
北海道庁 近藤将基 水産局長
「サンマ資源を持続的に利用していけるよう、一致して資源管理措置の大幅強化に当たる必要がある」
日本や中国、ロシアなど9つの国と地域が参加して、サンマの資源管理を話し合う会議が札幌で開かれました。
日本のサンマの水揚げ量は、4年連続で過去最低を更新。2008年のおよそ20分の1の水準で、資源の回復が大きな課題です。
おととし、各国は漁獲量の上限を33万トン余りとしましたが、去年の実際の漁獲量は9万トン余りにとどまっていて、実効性が疑問視されています。
日本は今回、漁獲量のさらなる制限を提案する予定ですが、中国などが慎重な姿勢を示すことも予想されます。
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