日本中が注目しているWBC=ワールド・ベースボール・クラシック。14年ぶりの世界一奪還を目指す侍ジャパンは3月21日、強豪メキシコとの準決勝に臨みました。静岡県内でも多くの野球少年が熱狂。WBC効果はさまざまな場所に広がっています。

<坂口将也記者>
「本日は祝日ということもあり、未来の侍ジャパンを目指す野球少年たちが、みんなで集まって声援を送っています」
「イエーイ」

テレビを前に声援を送っているのは、焼津市立豊田中学校の野球部員たち。真剣な眼差しで見つめています。

<部員>
「でも、日本なら逆転してくれると信じています」

<部員>
「震えました」

<豊田中野球部顧問 牧田昂大教諭>
「(WBCが)小さい子たちにも野球が楽しそうだな、面白そうだなって思ってもらえるきっかけになればいいなって思います」

WBC効果はこんなところにも。静岡市清水区のバッティングセンターです。

<観戦後に来店したカップル>
「きょうはWBCの準決勝を観て、そこからバッティング行きたいなって」

<親子で来店した客>
「(WBCを観て)家族で久しぶりにすごく盛り上がったので僕から誘って来ました」

侍ジャパンの活躍の影響で、大会期間中は通常よりも2割ほど利用者が増えているといいます。

<ホームランドーム静岡店 小梯信介店長>
「予選の後半にかけて準決勝、準々決勝と後半になるにつれて、熱が入るのか、店の方も活気が出てきて大変賑わっております」

さらに草薙総合運動場に3月21日オープンしたドッグラン。午前中はほとんど利用者がいませんでしたが、正午過ぎから続々と愛犬を連れた人々がやってきました。

<飼い主>
「最後の最後まで粘ってたので、野球が」
「WBCを見てた。それで急に人が増えてきたんですね。感動的でしたね。犬はそっちのけで」

愛犬家も固唾を飲んで見守る試合でした。

静岡県内にも確実に大きな効果をもたらしているWBC。決勝は22日午前8時(日本時間)から、前大会王者のアメリカと対戦します。