地域の伝統を守ろうと発足した長野市の「加茂(かも)神社神楽ばやし保存会」が35周年を迎え、お祝いの獅子舞が披露されました。

長野市の加茂神社で披露された勇壮な獅子舞。
お囃子に合わせて、女性が操る獅子を中心に3頭が一斉に舞うのが加茂神社の神楽ばやしの特徴です。
加茂神社の神楽は、明治17年=1884年に誕生しました。

しかし、5年ほどで活動が途絶えてしまい、およそ1世紀が経った1987年に地元の有志が保存会を設立。35年前のきょう、拝殿で獅子舞が披露されました。

その日から35年…。
新型コロナの影響が収まってきたこともあり、節目を祝いました。

当時立ち上げに参加した御年94歳の荒井澄男(あらい・すみお)会長も「岩戸開きが神楽の始まりのようです」といわれを披露しました。
(荒井澄男会長)「5、6年前には4人だけになってしまった会員が、それからみんな仲間になってもらって今じゃ15、16人。安心してやっていけます」
「体が続く限りは、伝統を守っていきたい」と話す荒井会長は顧問に就任。

保存会は今後もイベントに参加し、活動を続けていきたいとしています。














