信州大学・松本キャンパスの卒業式が行われ、コロナ禍を乗り越えた学生たちが新たな一歩を踏み出しました。


門出の日を迎えたのは、人文学部や医学部など松本キャンパスで学んだ学生900人余りで、それぞれの学部の代表が卒業証書を受け取りました。


中村宗一郎(なかむら・そういちろう)学長からは、「培った知識を知恵に変え、新しい領域でもひるむことなく、力を発揮してほしい」とはなむけの言葉が贈られました。


【卒業生代表・原田晃佑(はらだ・こうすけ)さん】「本学で得た注意深く科学的に議論を重ねる力、また、変化の中で試行錯誤して活動を継続する力を、役に立てて行きたいと考えます」


学生生活の大半を、コロナ禍の中で過ごした学生たち。
困難の中で得た経験を胸に、次なる一歩を踏み出します。

◇医学部を卒業「(コロナ禍で)なかなかできないことも学生中にたくさんあったんですけど、最後にこういう形でみんなにぎやかに卒業式を迎えられてよかった」

◇経法学部を卒業「アメリカンフットボール部で4年間過ごしたのが一番の思い出。社会人でも続けようと思っている」

◇医学部を卒業「病院で看護師をやる予定です。実習とかも大変だったんですけど、頑張って乗り越えられたかなと思います」

◇医学部を卒業「色々なことが中止になる中で、でも先生たちのおかげでいろいろ工夫しながら無事卒業できてよかったと思う。今までずっと皆マスクしていて、笑っている顔とかあまり見られなかったので、こうやってみんなの晴れ姿を見れて嬉しいです」

今年度の信州大学の卒業生は2,681人で、22日以降、ほかのキャンパスでも卒業式が行われます。