長野県川上村出身の宇宙飛行士・油井亀美也(ゆい・きみや)さんがトークショーを開き「多くの人が力を合わせれば素晴らしい未来を作ることができる」と子どもたちに向けてメッセージをおくりました。


JAXAの宇宙飛行士・油井亀美也さんが名誉館長をつとめる佐久市の子ども未来館で開かれたトークショーには、親子連れなど150人余りが駆け付けました。


(油井さん)「宇宙からも一度ゲームを注文してしまって妻に怒られました」

40年来のゲーム好きという意外な一面を告白したり…。


「寝袋じたいを固定してフワフワしながら寝てたんですけど、宇宙は寝返りうつ必要ないし、もう寝すぎちゃって困る」

宇宙ならではの「あるある」トークを披露したり!


子どもたちから寄せられた質問にユーモアを交えながら応じる油井さん。

子どもの頃にやっておいてよかったものは?という質問に対しては…。


(油井さん)「宇宙飛行士はチームワークが一番重要なので、家のお手伝いはやってよかった。両親がやってほしいことを先回りしてやらないとダメで、そういうところが実は宇宙飛行士でもあったので、なるべく大変なお手伝いをしたほうが自分が成長するんじゃないかと」

1時間ほどのトークショーの最後には、子どもたちに向けてメッセージを送りました。


(油井さん)「今ニュースを見ると悪いニュースばっかりで、将来が暗いって思ってしまうかもしれないけど実はそうじゃなくて、いろいろな才能を持っている人たちが協力することで、ほとんどの問題って解決できて、自分たちが想像できないくらい素晴らしい未来が待っていますので、ほかの人を信じて自分を信じて、一生懸命頑張って自分たちの素晴らしい未来を作っていってほしいなと思います」