WBCで日本中が歓喜に沸くなか、長野県内はもう一つの熱い戦いが繰り広げられました。
その名も、農業と林業をかけ合わせた「ノーリンピック」、いったい、どんな大会だったのでしょうか?

伊那市で初めて開かれたスポーツ大会「ノーリンピック」。
農業と林業をスポーツを通じて体感し、親しんでもらおうと開催されました。

大会のメインは3人1チームで行う障害物レース、その名も「林業レース」。
田んぼに植林したあと、道具を使って丸太を転がし、チェーンソーとのこぎりで切断してゴール。

タイムと技術の総合点で順位を競います。
農業と林業の基本を体験できるこのレースには、プロ・アマ含めて県の内外から9チーム27人が参加しました。

(参加者)「初めて苗木を植えたり木を切ったりしたがすごく難しいなと思った。おもしろかった」「地域の方の団結力とかも高まりそうだと思う。すごく楽しませてもらった」
地域の活性化にもつなげようと考案されたこの大会。関係者は農林業の後継者不足解消の一助にと期待しています。

【ノーリンピック実行委員会 山崎いずみ(やまさきいずみ)委員長】「普段の生活で農林業に触れる機会のない方がこういう場所に来て少しでも農林業のことを知るきっかけになったらうれしい」
今後は年1回程度大会を開いて、将来的には世界規模の大会を目指したいとしています。














