事件の発生から57年。袴田巌さん(87)を支え続けた姉のひで子さん(90)は特別抗告の断念を受けて、「よくぞ決断してくれた」と検察の対応を評価しました。
支援者
「検察が抗告断念するって」
特別抗告断念の報せを受けたひで子さんは、喜びを表すとともに検察の対応を評価しました。
袴田巌さんの姉・ひで子さん
「本当にうれしい。検察が断念したことに一応、敬意を表します。もううれしくて、ありがとうの言葉しかありません」
袴田さん本人はきのう午後も日課のドライブに出かけていましたが、午後4時過ぎに帰ってくると支援者に抱き着かれ、ねぎらわれる一幕もありました。
袴田巌さんの姉・ひで子さん
「今、ニュースが入ってね、検察が即時抗告を断念したって。あんたは無罪。良かった、良かった、本当に。あんたの言うとおりになった。57年闘ってきただもんね」
今後、静岡地裁でやり直しの裁判が開かれることになり、袴田さんは半世紀以上の時を経て無罪となる公算が大きくなっています。
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