2022年8月の記録的な大雨ではん濫し、浸水被害をもたらした青森県鰺ヶ沢町の中村川について、青森県などの関係機関が今後10年にわたる対策の内容やスケジュールを決めました。
鰺ヶ沢町で開かれた中村川の緊急対策推進会議では、災害の防止や軽減に向けた目標など今後の対策方針を協議しました。鰺ヶ沢町では2022年8月、記録的な大雨により中村川がはん濫し、中心街の360棟以上が浸水しました。
これまでの会議では川の水があふれる外水はん濫を防ぐことや、排水機能が追い付かずに処理しきれなくなる内水はん濫を軽減することなど4つの対策目標が設定されています。これを受け、20日の会議では対策目標から8つの緊急対策メニューを作成するとともに、雨水の排水施設の整備や内水ハザードマップの作成と公表など25の取り組みを決めました。
※青森県県土整備部 宮本健也部長
「ここからがスタートだと思っているので、より一層実施に移していくことになる。気を抜かずに10年間、走り抜けて行きたい」
※鯵ヶ沢町 平田衛町長
「今回の緊急対策については、これから着実にスピード感をもって取り組んで行きたい」
緊急対策メニューは今後、中村川流域の関係団体が一体となって実施し、概ね10年程度かけて完成することになります。














