松山大学では20日、4年ぶりにコロナ禍前と同じかたちで卒業式が行われ、1100人あまりが新たな門出を迎えました。
また、創立100周年を記念した珍しいお祝いもありました。

20日にお披露目された伊予鉄道の市内電車。
松山大学創立100周年を記念して運行が始まり、古町駅で出発式が行われました。

松山大学 新井英夫理事長・学長
「学生や地域のみならず松山の地を訪れる全ての方々に向け発信し、それぞれの未来を描き確かな実りに向けてまい進していただけるきっかけになれば幸いです」

100年の歴史に思いを馳せつつ、電車と一緒に写真を撮るなどして楽しんだ卒業生たち。

卒業生・秦光輝さん
「街中を走る電車がこういう風にラッピングされてることをすごく嬉しく思います」

電車に乗り込み、見送られながら会場へと出発しました。

午前11時から行われた卒業式は、4年ぶりにコロナ禍前と同じかたちで行われ、家族の参加制限も撤廃されました。

卒業生の代表に学位記が手渡された後、新井英夫学長が「コロナ禍の苦しい経験から何かを学んで今後の人生に活かしてくれることを切に望んでいます」と激励しました。

これに対し、卒業生を代表して経済学部の井上桃華さんが答辞を述べました。

卒業生代表・井上桃華さん
「どんな大きな壁も乗り越えられるよう精進して参ります」

松山大学では、学部と大学院のあわせて1117人の卒業生が巣立ちました。

卒業生・入川滉平さん
「コロナ禍に完全にサンドイッチされてしまったんですけど、新しい楽しみ方とかを見つけられたので逆に有意義な時間だった」

卒業生・野村芽唯さん
「満足いく大学生活かって言ったらそうではないかもしれないですけど、自分の中では一番いい学生生活だったかなと思います」

卒業生・大政進人さん
「大学では英語の勉強に力を入れました。世界でグローバルに活躍する人材になりたいです」