きょうから日本銀行の新たな副総裁に元日銀理事の内田氏と元金融庁長官の氷見野氏が就任します。欧米で端を発した金融不安への対処や、日銀がこれまで行ってきた異例の金融緩和の正常化など、前途多難な船出となりそうです。
来月、黒田総裁が任期満了を迎え、次の植田新総裁にバトンタッチするのを前に、きょう、日銀の新たな副総裁に内田眞一氏と氷見野良三氏が就任しました。
内田氏は1986年に日銀に入行。金融政策の企画・立案を担う花形の企画畑などでキャリアを重ね、2018年から5年あまり理事を務めました。緻密な金融政策を作り上げる手腕は高く評価され、黒田総裁のもとで緊密に連携して異次元の金融緩和を作り上げました。
氷見野氏は1983年に大蔵省に入省。2020年7月からは1年間、金融庁長官を務め、コロナ禍での金融システム安定の維持に尽力しました。
新たに副総裁に就任した2人ですが、その船出は前途多難です。
内田・氷見野、両氏は先月の所信聴取で金融緩和の維持を表明していますが、増え続ける国債の保有や市場機能の低下など、その副作用は依然として大きくなり続けています。
また、アメリカの相次ぐ銀行の破たんに加え、スイスの金融大手が信用不安に陥るなど、世界の金融市場に混乱が広がる中、金融システムの安定を図ることも重要な課題となります。
2人の副総裁は山積みとなった難しい問題にどのように向き合っていくのか。早速その手腕が問われます。
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