スポーツで活躍が期待される子どもたちを激励する会が長野県木祖村で開かれ、陸上の100メートルで中学日本一になった寺平祈愛(てらだいら・いのり)さんなどが、高校での健闘を誓いました。

拍手に迎えられて登場したのは、木祖中学校を16日に卒業したばかりの3人。

それぞれ陸上、スキー、ゴルフのトップレベルで活躍する選手たちで、この春、村からはばたく3人にエールを送ろうと、村民や同級生などおよそ70人が集まりました。

このうち、寺平祈愛(てらだいら・いのり)さんは、陸上100メートルで長野県勢では43年ぶりの日本一に。

県と北信越の中学記録を塗り替えるなど全国からも注目される存在で、4月からは村を離れ佐久長聖高校で競技を続けます。

(寺平祈愛(てらだいら・いのり)さん)「たくさんの方に応援していただいていることを実感し、嬉しく思っています。これからも感謝の気持ちを忘れずに、大好きな陸上を楽しんで続けたいと思います」

(木祖村奥原秀一(おくはら・しゅういち)村長)「村の人たちも、3人の活躍に元気を貰っています。村の希望の星だと思っています。いっそう成長してくれることを心から祈っています」

地元の温かいエールを受けた3人は、新たなステージでの飛躍を誓っていました。