◆憧れだった職業、熱意だけでは限界も

福留教諭は自分が小学生だった頃の担任に憧れて教職を目指しました。
福留教諭「毎日楽しいしやりがいはすごく感じますが、大変さも感じています。特に今子育てをしながら働いているので」
業務量が多い教員にとって、仕事と子育ての両立は簡単ではありません。

福留教諭「5時には帰らせて頂いているので、時間内では仕事が終わらないんですよ。その終わらなかった仕事を自分の子供が寝たあとの夜にしています。(仕事は?)まだ全然残っています。お家に持って帰ってやります」
学校も定時退校日を設けて、負担を減らそうと四苦八苦していますが、現場の対応だけでは限界があります。

今村主幹教諭「結局、先生方が仕事を家に持ち帰っている現状ですので、なかなか難しいですね。ただ先生たちには子供のノートをしっかり見てあげたいとか。日記をしっかり見てあげたいという思いがあるので」
人手不足も深刻です。昨年度は、必要な講師が見つからず教員が1人足りない状態で始まりました。
今村主幹教諭「子供たちの前で担任の先生が疲れた状態で立つことだけはなくしていきたい。そういう状態にならないよう考えているんですけど難しいですね」
午後6時、6年生の教室には黙々と作業する赤星教諭の姿がありました。

赤星教諭「終わらなかったですね。また金曜日に来て早めに来て、その繰り返しですね」
めまぐるしい教員の一日。その過酷な現場は、児童の成長を願う教員たちの熱意で成り立っています。














