愛媛県内のほとんどの公立中学校で17日、卒業式が行われ、およそ1万1000人が学び舎を巣立ちました。

このうち、愛媛県松山市立余土中学校では、4年ぶりに在校生も出席し、合唱の時を除き基本的にマスクを外しての卒業式になりました。

式では、卒業生175人が1人ずつ卒業証書を受けとった後、永木泰造校長が「人との出会いとつながりを大切に、一歩踏み出す勇気をもって前進してほしい」とはなむけの言葉を贈りました。

これに対し、卒業生代表の西山美稀さんが答辞を述べました。

西山美稀さん
「皆別々の道を進みます。全員に会えるのはお礼が言えるのは今日が最後です。本当にみんなありがとう。私たちはこの3年間を胸に前を向いて進みます」

式を終えた卒業生は教室に戻り、クラスメイトに最後のメッセージと将来の夢について語りました。

「将来の夢はテレビ関係のプロデューサーになることです。高校でも大学でも勉強を頑張ります。同窓会で皆で会えることを願っています」

コロナ禍で過ごした3年間。
最後は晴れやかな表情で学び舎を後にしていました。

卒業生
「最後にこのクラスでよかったと思える学年だった。マスクを外す前は表情もわからなくて不安もあったが、今外せて皆とも写真が撮れていい思い出ができた」

県教育委員会によりますと、17日は県内124の公立中学校でおよそ1万1000人が卒業の日を迎えたということです。