◆「お花見おさんぽタクシー」も復活

RKB黒木秀弥「こちらの特別なタクシー。外側には桜の花びらがデザインされています。中に乗ってみますと、桜の造花が飾られています」

北九州市のタクシー会社が4年前から始めた、この時期ならではのサービスは、「お花見おさんぽタクシー」。小倉城や安部山公園など、市内の桜の名所を巡る8つのコースを設けたほか、利用客の希望に合わせて、走りながら車窓から楽しめる桜の景色も案内します。運転手は、技術や接客の質が高いと社内で評価された「プレミアムドライバー」が務め、安全・安心をアピールしています。

勝山タクシー 廣石敏文社長「コロナ禍で外に出られなくなった時、タクシーの中は空気清浄機も付いていてすごく安全ということで、できればタクシーを利用して、皆さんの気持ちを明るくできるのではないかと始めました」

◆「今年は違わないと困るんですけど」期待高まる

コロナ禍で花見の需要が落ち込み、2022年までの利用客は1日1組程度でしたが、感染対策が大幅に緩和されほぼ例年通りに花見ができる2023年は追い風が吹くと期待しています。

勝山タクシー 廣石敏文社長「今年は違う、違わないと困るんですけど。特に今年はマスクを外して皆さん気分が楽になってきていると思います。お花見タクシーを使ってお花見を楽しんでいただいて、明るく前向きに過ごしていただければ」

「お花見おさんぽタクシー」は17日から桜が散るまで運行されます。
※貸切2時間~1台9000円(3名まで)
4年ぶりに戻ってくる春の風物詩。TPOに応じて、新型コロナの基本的な感染対策は必要ですが、久しぶりににぎやかに、桜の花を楽しむことができそうです。