経済産業省は15日、北陸電力をはじめ料金の値上げを申請している大手電力各社に対し、値上げ幅の再計算を指示しました。4月1日の料金改定は間に合わない見通しです。

燃料コストの高騰を受け、北陸電力は経済産業省に対し平均45.82%の値上げを申請し、当初4月1日からの料金改定を目指していました。

経産省は各地で開催した公聴会の意見なども踏まえ、15日の専門会合で北陸電力など大手電力各社に対し、火力発電の燃料費を直近の統計を用いるなどして値上げ幅を再計算するよう指示しました。

燃料のひとつ、液化天然ガス(LNG)などは値上げの申請後に価格が下がっています。

再計算の作業には一定の時間がかかるため、その後の審査や料金改定に伴うスケジュールを考慮すると、4月1日の値上げは先送り確実となりました。