叫ぶ受験生、元ネタは「ポケモン」
若者文化に詳しい芝浦工業大学の原田教授に話を聞くと…
若者文化に詳しい 芝浦工業大学 原田曜平 教授
「全国で高校生が受験で合格すると、叫ぶという現象が非常に広がっているんですが、もともとはポケモンです。ポケモンのパルキアというモンスターがいるんですけど、それの叫び声が、いま受験生が叫んでいる、アアアアアーというのと近いということで」
実はこれ、ネットで流行している、いわゆる「お約束」で、全国的に流行しているんだそう。
この時期になると、各地域の合格発表で、同じフレーズで叫ぶ受験生が登場すると言います。
流行していった経緯について、原田教授は次のように解説します。

若者文化に詳しい 芝浦工業大学 原田曜平 教授
「2019年に「合格パルキア」という言葉ができまして、あるテレビの取材で、ある高校生が、嬉しすぎるから叫んでもいいですか?と言って、パルキアと似たような声でアアアアアーと叫ぶ動画がありました。それがネット上で拡散されて、「ポケモンのパルキアにそっくりな叫び声だ、おもれー」ということで俺もやろう、私もやろうとどんどん広がっていったというのが理由です」
そして「合格パルキア」「受験パルキア」は、2021年頃から山陰地方のニュースにも登場。取材している感覚では、カメラに向かって「叫びたい」受験生は、少しずつ増えている印象です。