有害鳥獣を減らそうと、岡山県浅口市が地元の高校に製作を依頼した捕獲檻が完成し、贈呈式が行われました。

おかやま山陽高校で行われた贈呈式には、製作した溶接同好会のメンバーをはじめ、浅口市の栗山市長などが出席しました。

製作の依頼は3年連続で、今年度は2基が完成しました。檻は、縦・横1メートル、奥行きが2メートルで、獲物が入ると中のワイヤーが引っ張られ、扉が閉まる仕組みで、今年度は使い勝手や安全性を改良しました。

(井笠地区猟友会 浅口分会 山下明正 会長)「こういうものだったら、歳をとっても安全に猟ができる」

(おかやま山陽高校 溶接同好会 岡野嵩さん)「軽量化に努めました。簡単に安全に獲れるように期待しています」

檻は、浅口市内の希望する地区に貸し出され、イノシシなどの捕獲に役立てられます。