黒海上空を飛行中のアメリカ軍の無人偵察機が墜落した問題をめぐり、ロシアとの間で主張が食い違うなか、国防相同士が電話会談を行い、アメリカ側は対話の重要性を強調しました。
アメリカ オースティン国防長官
「事態が悪化する可能性を深刻に受け止めている。だからこそ両国間の意思疎通を続けることが重要だ」
オースティン国防長官は15日の会見で、ロシアのショイグ国防相と電話会談したことを明らかにしました。
アメリカ側はロシア軍の戦闘機が衝突したと主張していて、オースティン国防長官は「ロシアは軍用機を安全かつプロフェッショナルに運用する義務がある」と強調しました。
一方、ロシア国防省も電話会談について発表し、無人機の飛行は「挑発的だ」と指摘。「ふさわしい対応を続ける」としています。
ロシア パトルシェフ安全保障会議書記
「彼ら(米国)が戦争に直接関与していることを裏づけるものだ」
プーチン大統領の側近、パトルシェフ氏はこのように話したほか、残骸の回収を目指す考えを明らかにしましたが、アメリカ側は「機密情報については対策を取った。回収しても価値はない」としています。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









