沖縄県の玉城(たまき)デニー知事が信州を訪れ、松本空港との定期便就航などを目指して、長野県と交流連携協定を結びました。
長野県庁を訪れた沖縄県の玉城(たまき)デニー知事。

阿部知事とともに協定書に調印し、交流連携協定を締結しました。

(玉城知事)「山に囲まれている長野県と海に囲まれている沖縄県、対照的ではありますが、どちらもソフトパワーの魅力がある。更なる展開を期待しながら、我々も頑張っていきたい」
協定は対極的な強みや魅力を持つ両県が、観光や産業などの分野で包括的に連携して発展することなどを目的として締結。

松本空港と沖縄の空港の定期便就航を目指した観光誘客の推進や、修学旅行先でのこどもの交流促進など6項目が盛り込まれました。

締結式では記念品の贈呈も行われ、長野県からは木曽漆器の屏風(びょうぶ)時計が、沖縄県からは壺屋焼(つぼややき)のシーサーの置物がそれぞれ贈られました。
(阿部知事)「ぜひこれから、行政同士はもとより、民間レベル、様々な皆さんと相互の交流が進むように取り組みを進めていきたい」
その後、共同で会見を開いた両知事。
太平洋戦争の戦場となった沖縄でも平和学習をどう進めるかが課題になっているとし、長野県内の取り組みも参考にしたいと話しました。

(玉城知事)「本当に知っていただきいたいのは戦争の実相と教訓を正しく伝えられること」「松代壕がどのような経緯で整備にいたったのかとか、しっかり見させていただきたい」
玉城知事はあす、長野市の松代大本営地下壕を視察する予定です。