東京の大分県公式アンテナショップ「坐来大分」の料理長を約10年務め、3月末に退任する安心院淳さんに、広瀬知事から感謝状が贈られました。

安心院淳(あじみ・すなお)さんは日田市出身で、2014年に坐来大分の料理長に就任。地元の食材を使った数々の創作料理で大分の魅力を伝えるほか、食材の販路開拓の支援などを行ってきました。

安心院さんが3月末で退任することが決まったことから14日、感謝状贈呈式が坐
来大分で行われ、広瀬知事から長年の功績を称える感謝状が安心院さんに贈られました。

感謝状を受け取った安心院さんは「10年間いろいろなことがありました。2019年のラグビーワールドカップでは英国大使館に入ってコラボレーションしたり、大分の会場でフランス人におおいた和牛やシイタケを売ったりとか。移転前の店舗ではボヤ騒ぎとかもありましたね」

「本当いろいろあり、そんな坐来大分から離れるとなると寂しいです。場所が変わっても大分のものは使っていきたいし、自分の生まれたところなので多くのお客さんに良さを伝えていきたい」と話していました。

店は新型コロナウイルスで一時期は利用客が激減しましたが、ここ最近は過去最高の売り上げを記録するなど好調を維持しています。4月からの新料理長には、臼杵ふぐ山田屋西麻布店などを経て現在、副料理長を務めている櫻井政義さんが就任します。