携帯電話と会社のカードの紛失を名目に息子を語る男からの電話で大分市内の80代の高齢女性がいわゆるオレオレ詐欺の被害にあい、200万円をだまし取られました。

警察によりますと、今月14日の午前11時頃、大分市の80代の高齢女性の自宅の固定電話に息子を名乗る男から「喉の痛みがあって病院に来ている。携帯電話を無くしたので上司の携帯電話から電話をかけている。携帯電話機のケースの中に入れていた会社のカードも無くなった。200万円を支払わないといけないので、どうにかならないか」といった電話がありました。

女性はこの話を信用して、指示された通りに金融機関の窓口でおよそ200万円をおろしました。そして、電話から2時間程度たった午後1時頃、女性の自宅に現金を取りに来た息子の上司の子どもを名乗る男に現金200万円を直接手渡しました。

女性は普段から息子に電話をかけていて、この日の夜も200万円の話をしたところそういう事実が無いことが分かり、親族が警察に通報して詐欺の被害にあったことが分かりました。

警察では電話でお金の要求があった際は冷静になって家族や知人、それから最寄りの警察署に相談するように呼びかけています。