みなさん、「自転車用のヘルメット」を持っていますか?
この”ヘルメット”、4月1日からは自転車に乗る際、全年齢で着用が「努力義務化」されます。みなさん、4月1日からヘルメットを着用しますか? そしてこの「努力義務化」とはいったい何なのでしょうか?
通勤時間帯、ヘルメット着用は何人?数えてみた
岡山市中心部。朝の通勤・通学時間帯の柳川交差点です。
(坂本 良太郎記者リポート)「ヘルメットの努力義務化は4月からですが、今日の時点でどれくらいの人がヘルメットを着用しているのでしょうか」
多くの人が行き交う午前7時半から午前8時までの30分間、ヘルメットを着用している人をカウントしてみました。その結果は…223人中で、ヘルメットを着用している人はわずか9人。着用率は4パーセントでした。
(着用者)「自分の安全を守ろうということで着けています。絶対転んだときとか頭を守ったほうが安全だと思うので」
(非着用者)「髪の毛とか崩れるので、夏場とかいや」
(親が非着用・子どもは着用者)「子どもは転倒のリスクがあるので着けさせていますが、大人は手間ですよね」
(非着用者)「努力義務なので、まだ周りの反応を見ようと思います」
自転車店「ヘルメットは売れていないが、問い合わせは多い」
一方、こちらは真庭市のサイクルショップです。4月1日からの努力義務化を前に「ヘルメットの売り上げは?」というと…。通常と変わらないと言います。しかし、先月から店頭や電話での問い合わせが増えているそうです。
(SPORTS CYCLEエバラ 榎原完次さん)「『4月1日から絶対かぶらないといけないの?』とか、『違反になって罰金がかかるの?』とか、いろいろそのあたりを聞かれています。意識はみなさん持たれているようです」
店主の榎原さんは、努力義務化についての周知や理解が進めば、ヘルメットの売り上げも伸びると感じています。
(SPORTS CYCLEエバラ 榎原完次さん)「『そこまで買い物に行くのにヘルメットは邪魔くさい』というのが多分お客様にはあると思うんですけれど、それを徐々に『かぶったほうが安全で良い』というふうに広めていきたいと思います」

RSKアプリでも、ヘルメットを持っているか、そして、着用するか、アンケートを取りました。その結果「ヘルメットを持っていない」と答えた人が約6割と最も多く、その理由として「必要と感じない」「かっこ悪い」「着用習慣がない」といった意見が多く寄せられました(結果の詳細は【写真を見る】に掲載)。

さらに、「4月1日から着用しますか?」という質問には、半数が「分からない・決めていない」と答え、その理由は「周りを見て考えたい」「様子見」ということです。
そして、「努力義務化」については「賛成」という声がある一方で、「罰則を付けないと着用はしない」「努力義務化自体の意味が良く分からない」といった意見も寄せられました。