福島県の磐梯山で、13日、登山中の母娘が遭難し、14日に救助されましたが、母親が死亡しました。

夏山登山以上に危険を伴うと言われる冬山登山。今年は13日までに福島県内で、あわせて6人が冬山で遭難していて、このうち1人が死亡、2人がけがをしています。

そこで、遭難した時に備えて必ず持っていくべきものを、北塩原村でアウトドアのツアーなどを手がける渡邊亮さんに聞きました。

化繊防寒着・・・渡邊さんによると、ダウンは雨などで濡れてしまうと保温性が落ちてしまいますが、化学繊維を用いた防寒着は濡れても保温性が低下しにくいそうです。

ツェルト(簡易テント)・・・軽量で持ち運びやすく、雨・雪・風をしのぐために必要だということです。

シャベル・・・遭難時にビバーク、山中で一夜を越さなければいけないときに、雨・雪・風をしのぐため、雪に穴を掘るためのものです。

あくまでこれは必要な装備品の一部です。このほかにも必要なものはありますし、渡邊さんは冬山登山の知識や技術、体力を身につけた上で臨んでほしいと話しています。