「エホバの証人」の宗教2世らのうち、“ムチ”と呼ばれる体罰を受けたことがある人を対象とした調査で、7割以上の人が「小学校に入る前から体罰を受けていた」と答えたことが分かりました。

エホバの証人の宗教2世らでつくる「JW児童虐待被害アーカイブ」はおととし9月、“ムチ”と呼ばれる体罰を受けた経験があるとする宗教2世らおよそ200人あまりにアンケート調査を行いました。

その結果、体罰が始まった時期について「3歳未満」と答えた人はおよそ3割、「3歳から小学校入学前」は4割あまりに上り、あわせて7割以上が「小学校に入る前から体罰を受けていた」と答えたということです。

エホバの証人『宗教2世』 奥田咲里栄さん
「記憶にないぐらい幼い頃からそういう状況のもと育ちました。叩かれた痛みよりも思想が制限されることに大きな違和感を覚えていました」

一方、教団側はこうした事例が指摘されていることに対して、「歪んだ報告や誤った結論が出されていることに心を痛めています」などとしています。