救急患者の搬送先がすぐ決まらない救急搬送困難事案は、12日までの1週間に、仙台市で▼83件と、ピーク時の3分の1まで減ったものの、依然、コロナ禍前を2倍以上となっています。

仙台市消防局のまとめでは、12日までの1週間の救急搬送困難事案は▼83件で前の週より▼3件下回りました。

このうち、新型コロナ感染が疑われた事例は前の週より▼1件少ない▼13件となっています。

救急搬送困難事案は、救急患者の搬送時に医療機関への受け入れ要請を4回以上行い、かつ、現場に30分以上待機したケースを指します。

仙台市のピークは去年8月8日から14日の▼221件で、この当時よりは3分の1に減ったことになります。ただ依然、コロナ禍前を2倍以上となっていて、仙台市消防局は「患者の受け入れは改善しつつあるものの、スムーズになったとは言い難い」としています。