政府は13日から、マスクの着用を「個人の判断」に委ねることにしました。マスクをつける人、外す人……企業や施設の対応を取材しました。

◆「運転手はマスクを」継続するタクシー会社

RKB黒木秀弥「戸畑区にある第一交通産業の営業所です。中を見てみますと、ドライバーのみなさん全員マスクを着用しています」

北九州市に本社がある第一交通タクシー。乗客はマスクの着用が個人の判断となりますが、乗務員などすべての従業員は当面マスクの着用を継続します。

戸畑第一交通 大安和敬所長「世間一般的には人の出入りもだんだん戻ってきているが、やはりどこで誰が感染しているかはわからないので、継続していきたい」

◆「マスクする?しない?」人により分かれる判断

13日朝の福岡市天神では、これまでと変わらずマスク姿の通勤客が多く見られました。
「しばらく着けます。(感染が)気になりますね、まだ」「きょうからだとは知っていたけどなんとなく」「うっとうしいなと思ってたので、外しただけです快感です。もちろんTPOに合わせてかなあとは思うんですけど」

政府は、マスクの着用を13日から屋内・屋外問わず個人の判断に委ねるとしています。JRや西鉄、地下鉄など多くの公共交通機関も、乗客のマスク着用は「個人の判断」としていますが、乗務員や駅員などについては引き続きマスクの着用を継続しています。