震災から12年が過ぎ、新潟で過ごした時間の方が長くなった「サイダー」に2月、新たな“親”が現れました。

【伊藤ゆかりさん】
「飼うことは無理なんですけれど、何かできることがないかなって…」


サイダーの“親”となった伊藤ゆかりさん(62歳)。
飼い主が見つからない動物を金銭面でサポートする『フォスターペアレント』です。
『あにまるガード』では、4年ほど前から募集を呼びかけていました。
1口あたり毎月3000円の支援が、エサ代や医療費に充てられます。


【あにまるガード 桑原武志代表】
「サイダーには慢性的に耳がかゆくなる病気があって定期的にお医者さんに通っているので、とっても助かっています」

『フォスターペアレント』に登録した人には、メールで犬の様子を伝えたり、実際に触れ合いに来てもらったりしています。

4年前に愛犬を亡くした伊藤さん。
膝を痛めたこともあり、もう犬は飼えないと諦めていましたが、ホームページで見たサイダーに心を奪われました。


【伊藤ゆかりさん】
「こんなに穏やかで人も怖がらないし…。でも、想像がつかないような日々を送ったんでしょうね」


初めて会った瞬間から打ち解けたといいます。