NPBエンタープライズと日本野球機構(NPB)は14日、侍ジャパンの栗林良吏投手(26・広島)の出場登録抹消と山﨑颯一郎投手(24・オリックス)の出場登録を発表した。背番号は「63」。
広島の絶対的守護神の栗林は2021年の東京五輪でも抑えとして日本の金メダル獲得に貢献。今大会も大勢(23・巨人)と共に守護神候補として期待されていたが、腰の張りの影響で、9日に開幕した1次ラウンド東京プール(プールB)の4試合に投手陣で唯一、登板していなかった。
栗林に代わり合流する山﨑は、昨季後半から中継ぎに転向。9月20日のロッテ戦でプロ初セーブをあげると、リーグ戦後半は10試合にリリーフ登板し、6ホールド1セーブ。チームのリーグ連覇に貢献した。侍ジャパンに選出されている宇田川優希(24・オリックス)と、チームの必勝リレーを担っている。
山﨑は「選んでいただき、とても光栄に思いますし、何にも変え難い貴重な経験をさせていただくことに感謝しています。宇田川に負けないように、そして日本の世界一に貢献できるように全力で腕を振ります」とコメントした。
山﨑は予備登録メンバーに入っていて、7日のWBC強化試合では侍ジャパンとして登板。9回にマウンドに上がり、1奪三振無失点、三者凡退に抑えていた。
■山﨑颯一郎プロフィール
1998年6月15日生まれ、B型。190㎝/92キロ、右投右打 石川県出身 敦賀気比高~2016年ドラフト6位でオリックスに入団。昨季後半に中継ぎ転向、最速160キロ。昨季は15試合(36イニング)に登板し0勝2敗6ホールド1セーブで29奪三振、12失点。防御率は3.00。2020年のオフのファン感謝イベントで「吹田の主婦」として登場し、上半身裸にエプロンの姿が話題となった。
【WBC侍ジャパン結果と日程】
◆カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール
(1次ラウンドプールB、東京ドーム)
3月9日 日本8-1中国
3月10日 日本13-4韓国
3月11日 日本10-2チェコ共和国
3月12日 日本7-1オーストラリア
◆準々決勝
3月16日 vsイタリア 19:00(東京ドーム)
◆準決勝
3月21日(マイアミ ローンデポ・パーク)
◆決勝
3月22日(マイアミ ローンデポ・パーク)
※日程はすべて日本時間