■カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ プールC アメリカ代表 6- 2イギリス代表(12日・チェイス・フィールド)


WBC1次ラウンドのプールCがアリゾナ州フェニックスのチェイス・フィールドで開幕した。優勝候補のアメリカ代表が初戦でイギリス代表と対戦しK.シュワーバー(30・フィリーズ)のホームランなど6ー2で快勝した。

プールCのアメリカ、イギリス、メキシコ、コロンビア、カナダは上位2チームが進む18日からの準々決勝(フロリダ州、ローンデポ・パーク)を目指す。東京プール(プールB)で侍ジャパンが勝ち上がれば、アメリカ代表と準決勝で対戦する可能性がある。

アメリカ代表先発は41歳、メジャー通算195勝を誇る大ベテランのA.ウェインライト(41・カージナルス)、1回表、WBC初出場のイギリス代表は2番・T.トンプソン(31・ドジャース)がカーブを捉えレフトスタンドへソロホームラン。イギリス代表がWBC初得点をあげるとベンチに戻ったトンプソンに王冠を被せ、マントを着せるパフォーマンスを見せた。

3回裏、1点を追うアメリカ代表は1死から昨季、ナ・リーグMVPの3番・P.ゴールドシュミット(35・カージナルス)が内野ゴロも送球が逸れると1塁へのスライディングで出塁。その後、ワイルドピッチで2塁に進むと3度ホームラン王を獲得したこともある4番・N.アレナド(31・カージナルス)がレフト線へタイムリーツーベース、カージナルスコンビで同点に追いついた。さらに7番・K.タッカー(26・アストロズ)にタイムリーで2対1と逆転した。

4回裏には2死一、二塁で昨季、46本塁打でナ・リーグホームラン王の5番・K.シュワーバー(30・フィリーズ)がライトスタンドへスリーランホームラン。スーパースター軍団がようやく目覚めた。6回裏は3番・ゴールドシュミットがレフト前ヒットで出塁すると4番・アレナドがレフト線へタイムリーツーベース、またカージナルスコンビで得点を加え6対1。
優勝候補アメリカ代表、初戦は危なげなく勝利を収め白星発進となった。

プールCのもうひと試合、メキシコ代表対コロンビア代表は延長戦の末、4-5でメキシコ代表が敗れる波乱の幕開けとなった。

【プールC試合結果】
コロンビア代表 5ー4 メキシコ代表
アメリカ代表 6ー2 イギリス代表