いま、中国で栽培されている「愛媛ミカン」をめぐり、生産者が怒りの声をあげています。市場には出回っていないはずの「品種」が中国で勝手に生産され、さらには海外に輸出されているといいます。何が起きているのでしょうか?

中国で栽培される「愛媛38号」

愛媛県でミカンの栽培をしている天晴農園・片岡正嘉副リーダーは、番組の取材に怒りを露わにしました。

天晴農園 片岡正嘉 副リーダー
「中国でああいった風にやられるのはすごく、怒りではないですけど憤りというかそういったものはすごく感じるところはあります」

その理由は、中国のSNSに投稿された動画にあります。

中国のSNSより:中国人の男性
「四川省で育った愛媛38号は非常に甘くて、美味しいです」
「これは『愛媛38号』です。買いたければ政府公認のマークがある私の愛媛38号を買ってください」

動画ではカメラに向かって男性がミカンをPRしているのですが、この動画が今、物議を醸しているのです。