アスリートのセカンドキャリアを考える 「これからの僕の勝負でもある」
山形アナウンサー:
そして畳職人となった現在も野球を続けています。
「畳と野球は自分の人生から切り離せない」と話すように、現在、地元青森県で子どもたちへの野球指導を行っているということです。

野球の発展にも貢献していますが、その中村さんから斎藤さんへメッセージを預かっています。
「第二の人生を歩んでいる斎藤さんの姿を見て僕も励みになっています。形は違えど共に野球界に貢献できたらと思います」ということです。

斎藤佑樹さん:
ありがとうございます。野球界に対して、その人なりの僕なりの恩返しをできたらいいなと、僕も頑張ってるので、ぜひどこかで一緒にコラボしたいですね。
ホランキャスター:
競技に恩返しをしたいなという方もいれば、全く違うことやってみたいなという方もいると思うんですけれども、人によるとは思いますが、選手の皆さんはセカンドキャリアについて、いつぐらいから考え始めるものなんですか?
斎藤佑樹さん:
やっぱり現役を全うしたいって思いが当然強いので、僕は何をやるかっていうのは引退してから決めました。それでもアメリカは、“デュアルキャリア”って言って、やりながら、次のキャリアを考えていくっていうことがスタンダードなので、そういう文化が日本にも入ってくるといいなと思いますけどね。
井上キャスター:
斎藤さんがこうやって活躍することで、今まではどうしてもスポーツ選手って命も燃え尽きるまでやり抜くのが美徳だとされてきた。それも素敵ですけど、やはり今の少年少女、これから活躍をしていく子が、第2の人生を考えながらっていうのはとてもいい展開になるかなと思います。
斎藤佑樹さん:
まさにアスリートのセカンドキャリアを考えることで、その競技自体の人口も増えていくと思うんですよね。安心してそこに入っていけるっていうことがやっぱり大事なことだと思うので、それはちゃんと僕たちが示していかないといけないことかなと思っています。
井上キャスター:
セカンドキャリアの方が人生長いわけですもんね。
斎藤佑樹さん:
長いです。これからどういう人生を歩むかっていうのが、これからの僕の勝負でもあるので頑張ります。