国連のグテーレス事務総長とウクライナのゼレンスキー大統領が首都キーウで会談し、まもなく期限を迎える穀物輸出の合意を継続することが重要だとともに強調しました。
グテーレス事務総長とゼレンスキー大統領は8日、ウクライナの首都キーウで会談しました。
会談では18日に期限を迎える黒海からのウクライナ産の穀物輸出をめぐる合意の継続が重要だとの認識で一致しました。
国連 グテーレス事務総長
「ウクライナとロシアからの食糧と肥料の輸出は、世界の食糧供給と価格の安定の鍵を握っています」
グテーレス事務総長はゼレンスキー大統領とともに会見し、ウクライナ産穀物の輸出について、世界的な食糧価格の高騰などの観点から非常に大切だと指摘しました。
ただ、ロシアは自国産の農産物の輸出をめぐる障害も取り除かれる必要があると不満を示し、合意の延長に同意しない可能性も示唆するなど揺さぶりを強めています。
グテーレス氏は「条件作りが大切だ」と述べ、合意の継続に向けて両者の仲介を続ける姿勢を示しました。
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