新型コロナの感染が再び拡大する中で、中国の製薬会社は、変異ウイルスのオミクロン株に対する不活化ワクチンの臨床試験を開始したと発表しました。
中国の製薬大手「中国医薬集団」=「シノファーム」傘下の企業は先月26日、当局からオミクロン株に対する不活化ワクチンの臨床試験の承認を受け、今月1日から浙江省・杭州市で試験を開始しました。
オミクロン株に特化したワクチン開発は、欧米メーカーも進めていますが、国外のワクチンを排除してきた中国は、これまで国内製の不活化ワクチンを活用してきました。
治験を担当する医師
「もちろん従来のワクチンも効果はありますが、オミクロンに対するワクチンが開発されたら、より高い効果が期待できるでしょう」
臨床試験は3、4か月ほど行われ、その後、実際に使用されるとみられます。
中国で最も多くの感染者が出ている上海では、ワクチンを2回接種した18歳以上の割合が90%を超えていますが、3月以降オミクロン株の流行で60万人近い感染が確認され、事実上、ロックダウンとなりました。
従来のワクチンの効果を疑問視する声も出る中、新たなワクチンがどこまで効果を発揮するのか注目されます。
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